治療説明

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歯科医師サイドが予防重視といっても、実際は、痛みが出てからでしか歯科医院を訪れないのが現状です。予防歯科の現状ですが、TV、雑誌等のマスメディアでは健康について扱っている物は数多くあり、「○○○が体にいい」とか、「ぼけ防止になる」と紹介されると商品が品切れになります。また、栄養補助食品といわれるサプリメントも数多く売られ健康を買う時代になってきています。今や、疾病の早期発見、治療は勿論のこと、疾病予防から、さらに健康増進の時代に突入しております。
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歯科医院は行きたくない所の一つに挙げられています。それだけに予防歯科ということに目を向けていただきたいと思います。
ここで言う予防とは、プラークコントロールのことを指します。

皆さん日々歯磨きをされていると思います。ただ、ご自分の磨き方が正しいのか否かは専門家が見ないと判断できないでしょう。また、1年に2回程度はプロ(歯科医、歯科衛生士)がブラシ、ラバーブラシ等を用い、普段では手の回らない部分のクリーニングが必要となります。場合によってはプラーク(歯垢)が唾液中のカルシウムを取り込んだ歯石の除去も必要になります。

また、予防をする上で重要なことはお口の中の状態を知ることです。
たとえば、唾液の性状です。粘性が高いのか、漿液性なのか。唾液の緩衝能は適切か?(酸性に陥っている口腔内をいち早く中性に戻すことができるか)歯列の形態、修復物、補綴物の場所を把握し、二次カリエスを引き起こさないように管理をしなければなりません。一連の治療が終了したときはあなたのお口の状態は最良の状態です。この状態をず〜っと維持できるよう定期健診は必要です。 yobo02.jpg
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以前よりフッ素塗布は有効な齲蝕(うしょく)予防剤とされています。一般的には2%リン酸フッ化ナトリウム溶液を歯面清掃、PMTCした後塗布します。よりよい効果を期待して30分間は、うがい、飲食は避けていただきます。いわゆる、COにあたる歯や、齲蝕に罹患をしているが予防処置にとどめて経過観察をする時はフッ素塗布に加えて、リカルデント成分(CPP-ACP)を配合した歯質再石灰化促進ペースト(MIペースト:GC社製)を患歯に塗布します。 column_image05.jpg
この場合も30分間は、うがい、飲食は避けていただきます。フッ素の塗布の間隔ですが、健康的な歯質の場合年に2回程度でよいと思いますが、虫歯リスクの高く(COの状態がすでにある場合や、齲蝕歯を管理している場合)は3ヶ月に1回程度がよいかと思います。日々のブラッシングではまず、歯ブラシに何もつけずに全体のプラークを除去していただき、その後、歯磨き粉をつけてフッ素等の薬効成分を全体にいき渡らせた方がいいでしょう。

市販の歯磨き粉にも低濃度のフッ素は配合されています。
あまり何回もすすぐと、薬効成分が落ちてしまいますので、ほどほどにして下さい。
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MI治療には欠かせない器械です。
レーザーの光を当てることで、その場所の虫歯の進行度を判定します。いわゆるCOの状態なのか、Cの状態なのか判断します。

更に、患歯を積極的に切削する治療をするのか、MIペーストやフッ素の塗布といった予防に徹して経過観察をするのかの判断材料に利用します。
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