何年か前のホワイトニング用の歯磨き粉のCMのセリフに「芸能人は歯が命」という文句がありました。現在では、ホワイトニング用の歯磨き粉を各社が売り出し、「白い歯、美しい歯」は以前より身近で関心が高くなっています。 現在当院でのホワイトニングの対応について説明いたします。 |
これが、一連の流れです。PMTCだけで満足される方もいらっしゃいますし、ホワイトニングの限界を感じる症例もあります。また逆に、中には拝見して必要がなさそうな方もが希望された事もあります。 当院ではホワイトニングを希望される方には事前に、 |
このような事をお伝えします。そして申し訳ありませんが、喫煙されている方は行いません。 ホームブリーチング(自宅で行えるホワイトニング)の場合、最低でも2週間継続します。その間一切喫煙はできませんので、禁煙してから取り組まれるようお話をしております。ホワイトニング中は色素を取り込みやすいので、厳しいようですがご自分の健康のためは勿論、ご家族の健康のためにもこの際に禁煙してください。 |
ホワイトニングだけでは限界がある場合や、更に審美的に要求される場合は以下のように歯を切削して、別の白い材料で置き換える事になります。 |
天然歯(歯髄があり、虫歯などの治療が施されていない歯)の色が患者さんの想定した白さにたどり着かない場合には、歯の唇面を一層削除して、その面にポーセレンの薄いシェルを接着します。 |
歯の全周を削除して、ポーセレンあるいはハイブリットセラミックで歯の形態を回復した物の事を言います。 |
世間でよく言われるメタルボンドという物です。金属で歯の全面を被い、その上にポーセレンを溶着させた物の事を言います。金額は1本80,000〜。 |
以下は、虫歯治療の処置のひとつで、より、審美的(キレイな見た目、自然な見た目)に機能回復をする方法です。 |
虫歯のために削除した歯質の回復の方法の一つで、歯の型を取り模型上で修復物を作成して、歯に装着する方法のこと。健保適用の物は12%金パラジウム銀合金、硬質レジンですが、金属色を気にされたり、レジンの変色(時間がたつと黄茶けてきます。)を気にされる場合、上記の材料を使います。ハイブリットセラミックとは、硬質レジンにセラミックの粉末を添加してあり、より強度で変色も少ないです。また、セラミックは陶器のため変色はありません。 |
CAD/CAM(模型を写真撮影しコンピューター上で設計後、ジルコニアのブロックを機械的に削り出す方法)によりジルコニアでコアーの部分を作製します。金額は1本130,000〜。 |
そのコアーに陶材を盛り上げ焼成して作製したものをジルコニアクラウンといいます。 | ||
陶材溶着鋳造冠(通称:メタルボンド)に比べ、ベースの部分に金属を使用していない分、歯の色が明るく感じます。また、ポーゼレンジャケットクラウンに比べ強いこと、欠損歯に対するブリッジができるため、用途が広がります。 当院での症例を下にあげますので参考にしてください。 |
症例A 上顎左側中切歯 単冠の症例(男性56才) | |
| |
症例B 上顎右側中切歯単冠、左側側切歯欠損に対するブリッジ、左側中切歯、犬歯支台歯 | |
硬質レジン前装鋳造冠での補綴 | |
硬質レジン前装鋳造冠の除去後 | ジルコニア補綴後 |